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新着情報 2015年7月

骨格の土台は骨盤?それとも首?

このところ、「骨格の土台は骨盤にある」とばかりに、骨盤調整の大切さが叫ばれていますが、正直、その風潮には違和感をおぼえます。
赤ちゃんは、骨盤ではなく脳に近い側から成長します。「ようやく首が座ってきた」というように、まず首(頚椎)が安定して寝返りがうてるようになり、胸椎から腰椎が安定してお座りができるようになり、そして骨盤が安定することでつかまり立ちができるようになります。
つまり、人間にとっての土台は骨盤ではなく、脳に近い首といえるのです。
頭を支える首の骨がずれると、土台が失われるため微妙に重心のバランスが崩れます。つまり、頭が首の骨にまっすぐに乗らず、左右どちらかにずれて乗ることになるわけです。
たとえば5kgの球が固定された160cmの棒があるとしたら、左右どちらかに少し傾いただけですぐに倒れてしまいますよね。しかし、人間は倒れません。
なぜでしょうか?
体が左に傾くと、脳が骨盤周辺の筋肉に「
体の重心を右側に移して倒れないようにしなさい」と命令して、骨盤全体を動かしているからです(姿勢反射)といいます。
ためしに、片方の手で荷物を持って立ってみてください。反射的にバランスをとって、荷物を持ったほうの肩が上がり、骨盤が体の中心からずれてしまうはずです。しかし、そんな体勢ではよけいな負担がかかってしまいます。そうした負担が続くことで、腰の骨や椎間板が飛び出し、痛みの原因となる場合があるのです。
慢性腰痛はその典型です。筋肉に負担がかかると、筋肉の中に「乳酸」という痛みを感じるもとになる老廃物の一種が発生します。負担がかかっている箇所は血の巡りも悪いため、老廃物が流されにくく、痛みが続くというわけです。
この時、マッサージや湿布などで血の巡りを良くして老廃物をなくし、一時的にこりをほぐす(痛みを取る)
ことは可能かも分かりません。しかし、それでは結局その場しのぎの治療でしかありません。それは痛みの原因である「負担(慢性的な骨格のズレ)はそのままだからです。原因が解決していなければ、また同じ問題が起こるのは当然です。
このことから考えても、
皆さんに注目してほしいのは骨盤よりも「首」なのです
首の骨のズレを調整して
頭の重さが背骨の中心線上に乗るように、同時に脳から束になって出てきた神経を圧迫しないように、「首(第一頚椎)」を治して頂きたいのです。その為には当院が行う第一頚椎の矯正(アジャストメント)か最も有効なのです。








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